北斎とジャポニズム展@国立西洋美術館
今日は、今年初の展覧会ということで、国立西洋美術館で行われている「北斎とジャポニズム展」に行ってきました。
北斎に代表される江戸後期の浮世絵が印象派界隈の画家へ与えた影響というのはよく聞きますが、こうやって並べて展示してくれると、フランス中心に浸透したジャポニズムの深さがよく分かりますね。木の間越しの構図とかはあまり意識してなかったですが、北斎の影響なんですね。スーラの絵が北斎の波のオマージュだとか、考えたこともなかったです。北斎の巧みな動植物の漫画的画集は、絵画だけでなく、ガレなどアールヌーボーにも大きな影響を与えたのも、うなずけますね。北斎漫画を題材にした陶芸品が大量に作られていたというのも驚きです。