ハプスブルク展@国立西洋美術館
今年の美術館巡り初めは、国立西洋美術館のハプスブルク展となりました。
昨年のウィーン関連展覧会と数年前のアルチンボルド展で、ハプスブルグ家の美術品収集や帝国末期のウィーンの栄華を断片的に見てきましたが、この展覧会は、ハプスブルグ家の約600年の歴史を辿ることができるようになってます。
甲冑が4-5体ありましたが、時代を経るにしたがって、デザインも華麗になっていきますね。しかし、あれを着るのもたいへんそうです。一応動けるようになっているのは確認できましたが。あと、グリフォンの鉤爪の角杯など工芸品は目を見張るものが多く、金細工は特に繊細に作れらていて素晴らしいですね。なかでも、水晶のフォークとスプーンの装飾がとても良いのですが、ぱっと見ると装飾以外の部分がプラスチックに見えてしまうのがなんとも庶民の性ですね。(笑)
ハプスブルグ家と言えば、有名な女性3名(女帝テレジア、マリー・アントワネット、皇妃エリザベート)が思い浮かびますが、しっかりこの3名の肖像画がそろってます。
しかし、この神聖ローマ帝国樹立からのハプスブルク家のヨーロッパ統治のあたりは、世界史の授業でもあまり詳細な内容は聞いてないので、もっと調べる必要があるなと痛感しました。