印象派からその先へ展@三菱一号館美術館
三菱一号館美術館展で開催されている「印象派からその先へ」展を見てきました。
これは、吉野石膏コレクション展なのですが、吉野石膏という会社がこれだけの近代絵画を集めていたということに驚きますね。印象派はもとよりそのちょっと前のバルビゾン派からフォーヴィスムやキュビスムなど近代まで様々な画家の絵が集まってます。このコレクションは現在は山形美術館に寄贈されているようで、実はこのために山形に見に行きたいと思っていたので、今回近場で見られて良かったです。
なかでも、ミレーの「群れを連れ帰る羊飼い」の中央の羊飼いの表情がなんとも憂いを含んだ虚ろな感じで印象的でした。あと、モネの「サンジェルマンの森の中で」の紅葉のトンネルの色使いの妙に感心しました。最後の方のシャガールの部屋も見ごたえありますね。他にもシスレーの部屋などまとめて一つの部屋に展示されていて、この美術館は小部屋が多いのですが、それをうまく使った展示になっているなと思いました。
それにしても、吉野石膏恐るべし(笑)
19~20世紀初頭のイタリアで活躍したファッションデザイナーで総合芸術家のマリアノ・フォルチュニ。絹地のドレス等の服飾作品、絵画、版画、写真、舞台関連作品、彼が蒐集した着物の染め型紙を含むデザイン関連資料.....