ドガ展＠横浜美術館
今日は4連休の2日目で一応平日なので多少空いてるだろうと思って、横浜美術館のドガ展を見てきました。案の定結構空いていてじっくり見て回れました。
実はドガの絵には、今年国立新美術館で開催されていた「オルセー美術館展」でも出会っていて、その時には「階段を上がる踊り子」が展示されていました。
オルセー美術館展2010「ポスト印象派」｜企画展｜展覧会｜国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO
この「階段を上がる踊り子」は、階段を駆け上がった踊り子の一瞬を切り取っていて、これから練習に向かう緊張感や決意のようなものを感じさせる絵で、お気に入りのひとつです。ただ、ドガといえば「エトワール」という有名作がこの時は展示されてませんでした。
今回横浜美術館では、この「エトワール」が初来日です。エトワールというのは、最高の踊り子に与えられる称号だそうで、当時のトップの踊り子を描いたものということですね。真ん中より右中央から下に、肌も衣装も真っ白で花飾りを付けた踊り子がジャンプして着地した瞬間(?)を描いています。左手にはパトロンらしき黒い人影も見えていて、当時のバレエを取り巻く社会構造も描いているとか。この絶妙な構図と踊り子に引き込まれました。
